
【イベントレポート.Ⅰ】 グループ初の報道関係者向け試食会を開催〜生鮮のこだわりとPB新商品編〜

2023年7月、トライアル本社でグループとして初の報道関係者向け試食会を開催しました。トライアルグループではこれまで、リテールAIに関する記者発表会や新店舗OPENでの報道関係者招致などは定期的に実施していましたが、自社惣菜を直接試食していただくという試みは初となります。
試食会は2部構成に分かれ、1部では鰻やサーモンといった生鮮食品やPBの新商品の紹介。2部ではトライアル店舗での惣菜製造を一手に担う明治屋によるデモンストレーションを行いました。
今回の試食商品の選定理由として、まず「土用の丑の日」に向けて、鰻の美味しさを伝えてくために鰻の試食を提供しました。また、サーモンは価格高騰が進んでいる中で、トライアルではオーシャン貿易株式会社様と一緒に取り組ませていただくことで、品質面・コスト面で優位性があるため紹介商品として選定しています。
PB商品については、人気商品のリニューアルやラインナップ、新商品のお披露目を目的として3品を紹介しました。
国産シェアNo.1の鰻
まず1品目は、鰻。トライアルの鰻は国産鰻シェアNo.1の山田水産株式会社様から仕入れています。
トライアルではボリューム満点な特大サイズの1尾の鰻から、お手頃価格でおひとりさまにピッタリな蒲焼重弁当など、お客様のシチュエーションに合わせた6商品で販売されており、山田水産株式会社様の加工場で炭火などで香ばしく焼き上げたものが届けられます。タレにつけて焼く工程を繰り返し行うことで深みのある味に仕上げており、鰻自体の品質のみならず、調理にもしっかりとこだわっている1品です。
登壇した山田水産の山田社長は「鹿児島県霧島市の天然水で育てていることがおいしさの秘密です。こだわりのタレにつけて焼いている山田水産の鰻は絶品です。」とお話しいただきました。
「冷凍しないからこその美味しさ」を追及したフレッシュサーモン
2品目は通年で人気の高い サーモン。水産庁の調査※によると、水産品における年間輸入金額トップの品目がサケ・マス類であり、家庭やレストランなどでの需要の高さがうかがえます。
※出典:水産庁 令和3年度 水産白書 第1部 第1章 水産物貿易の動向
日本に輸入されているサケ・マス類の半分以上はチリ産であり、その99%は冷凍品となっていますが、トライアルがオーシャン貿易様から仕入れているチリ産のフレッシュサーモンは独自の低温技術で一度も冷凍させることなく鮮度を保ったまま運ばれてくるのが特徴です。
冷凍しないことで見た目や素材自体が持つ味わいをキープできるため、サーモン本来の旨味を存分に楽しむことができます。
試食では、寿司として生のフレッシュなサーモンの握りと、炙りの握りをそれぞれ提供しました。
登壇したオーシャン貿易の甲斐様は、「加工会社を通さず、トライアルさんへサーモンを卸すことで、品質面・コスト面において他者より優位性があります。鮮魚の加工能力の高いトライアルさんだからこそ豊富な商品ラインナップで美味しいものを安く提供できています。」とお話しいただきました。
PBからは人気商品のリニューアル
1部の最後はPB商品の紹介。トライアルのPBは『あなたの「生活必需店」。』というコンセプトのもと、衣・食・住すべての分野で日常的に使うものを広く取り揃え、ワンストップショッピングができる店づくりを推進しています。「食」については「美味しくて安い」商品を提供するため、”品質”を保ちながら仕組みで”安さ”を実現することには非常にこだわっており、水やパンなど日常的に口にする機会が多い商品だからこそ手にとりやすい価格にしたいという思いがあります。
今回試食会で提供したのは3品。
1品目は20年以上続く食パンシリーズ「トライアルブレッド」から、新しいラインナップとして「トライアルブレッド(レーズン)」。
昨今物価上昇が続く中で、6枚切り税込149円と、PB商品の中でもお求めやすい価格を実現した商品です。
2品目は人気商品である「毎日おいしい牛乳」を改良し、北海道・浜中町の原乳のみを使用した新商品「北海道 浜中産 おいしい牛乳」。浜中町は夏場でも30度を超えない過ごしやすい気候であり、牛にとってもストレスの少ない生育環境となっています。またこのエリアの牧草は海からのミネラル分を多く含んでおり、栄養豊富な飼料となるので、良質な牛が育ってくれます。
そして3品目は、大分県の日田・くじゅうで育てた乳牛から採れた生乳のみで作った「日田・くじゅう 生乳100%ヨーグルト」。近隣の九州エリア限定発売であり、酸味を抑えた乳酸菌を使用することで生乳の香りを損なわない上品な仕上がりになっています。
登壇した弊社商品本部 本部長田中は「安くて美味しいがトライアルが絶対に他社様に負けない秘訣です。品質を保ちながら、仕組みで“安さ”を実現しています。」と話しました。
試食会の反応
試食会には、20名ほどのメディアにお越しいただき、試食の内容に満足いただきました。「トライアルの美味しさを理解し、さらに身近に感じることができた」という声もいただき、美味しさを伝えていく上で初めての試食会は、トライアルの「食へのこだわり」を伝えることができた試食会になりました。
後編(プロ仕込みの惣菜編)へ続く