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#経営

①IT小売企業のトライアルグループと、日本有数(現段階45社、目標100社以上)の企業群が、DXの力で福岡をシリコンバレーのようなイノベーション地域に変える。すべての生活(食と健康)をよくして日本を元気にする!

亀田晃一
亀田晃一
代表取締役社長

IT小売企業のトライアルグループ(注1)と、日本有数(注2)(現段階45社、目標100社以上)の企業群が、DXの力で福岡をシリコンバレー(注3)のようなイノベーション地域に変える。すべての生活(食と健康)(注4)をよくして日本を元気にする!

注1:『世界の誰もが「豊かさ」を享受できる社会をつくる。』というパーパス(事業目的)を実現するために、ITの力で小売流通産業の効率化(流通産業にある43兆円のムダムラムリをなくす努力)と進化を進めてきました。
 全国に展開する約300の店舗は、独自のITシステムと、協力企業との共創で作り上げてきました。独自の視点で、お客様へ提供する商品やサービスを一歩一歩、豊かなものへと変えています。

注2:私たちのパーパスに賛同いただいている日本有数の卸、流通、小売、メーカー、さらにはテック企業、IT企業と垣根を超えて連携することで「失われた30年」から脱し「日本の再成長元年」を共創します。
 少子高齢化社会・環境問題をはじめとする「社会課題」。物価高・育児などの「生活課題」。そして、労働力確保・次世代人材育成・デジタル化推進などの「産業課題」。すべてに応えられるのが「DX」だと考えています。 

注3:米国サンフランシスコのベイエリアにあるスタンフォード大学と米国有数の企業群が「産学連携」して、シリコンバレーという世界最高・最大のイノベーションエリアができました。
 福岡を拠点する九州大学と日本有数の企業が産学連携で福岡のDXを牽引することで、多くの地元の企業との融合も進み、九州福岡エリアを日本のシリコンバレーにします。
 シリコンバレーの特徴はリサーチ(研究型)大学と企業群が連携していることです。先端技術を公開・共有することで、ここに集まる業界の垣根を越えた企業群が自然発生的にイノベーションを起こします。これは世界的な経営学者のマイケル・E・ポーター教授が唱える『競争戦略論』の中で「クラスター」という言葉で説明されています。「クラスター」とは「大学等の研究機関、特定分野における関連産業、専門性の高い供給業者、サービス提供者、関連業界に属する企業、関連機関(規格団体、業界団体 など)が地理的に集中し、競争しつつ同時に協力している状態を指し」、「クラスター全体として個々が持つ機能価値を高め、イノベーションの創出に効果的に機能している」ということを示しています。 

ITの力が掛け合わされてイノベーションが起こるという点で、「クラスター」が形成されている都市は今で言うスマートシティの原型と言えるのではないでしょうか。私たちは2010年頃から「クラスター」に注目していました。だからこそ「クラスター」の都市モデルを、2020年から宮若市でスタートさせているのです。
 宮若市では約45社の企業が集まり、垣根を越えて小売流通の仕組みを効率化させる実証実験と、より豊かな生活に寄与する商品・サービスの研究開発に取り組んでいます。 

私たちは九州福岡エリアが、「サンフランシスコのシリコンバレー」のようなイノベーション地域になると確信しています。
 その理由の一つは、産学連携を目指されている九州大学の拠点があるからです。
 もう一つは福岡市が確固たる成長構想を持っておられるからです。
 あと一つここに必要なピースは、イノベーションを目指す本気の企業群です。

DXを本気で進める企業が福岡に何十社も集まることで、九州大学と福岡市と産学公の連携ができます。それによって、「シリコンバレーとスタンフォード大学」のような関係で発展します。
 
 私たちは、九州福岡エリアが日本のイノベーションを先導する未来を思い描いています。前述した宮若市の街づくりの取り組みは、2020年からスタートさせたリテールDXを中心とした街づくりです。福岡をシリコンバレーのようにするというのは、その延長線にあり、一貫した私たちのパーパスである『世界の誰もが「豊かさ」を享受できる社会をつくる。』の道筋なのです。

注4:宮若市のムスブ宮若プロジェクトには、現時点で45社にのぼる日本有数の卸、流通、小売、メーカー、IT企業などが参画しています。私たちだけではできない「日本発のイノベーション」を日本有数の企業群で実現させます。それは食と健康を中心としたDXがメインテーマです。ここでいう健康は広義の健康です。医療だけではなく、暮らしを健やかにする生活商品・サービス全般が含まれます。

 私たちが目指しているのは、従来の小売業の枠組みを超えて、お客さまのふだんの生活をもっとよくすることです。私たちの提供価値は、よりリーズナブルでニーズにかなった生活必需品・サービスを提供できるという独自のIT技術に裏打ちされています。

 私たちはこれを、毎日のお買い物シーンだけでなく、より広義の「暮らしの価値提供」に繋げます。その答えのひとつが2020年から始めた宮若市の街づくりです。お客さまのニーズを汲み取り、暮らしをよりよくする研究開発で新たな価値を共創するための、企業の垣根を超えた「ムスブ宮若®️プロジェクト」です。具体的には小売現場での省人化、更にはサプライチェーン全体での効率化で成果を上げていますが、この先には、お客様へのより便利で快適な「体験」、利益還元や、多様なニーズへの対応、より健やかでワクワクする「体験」の創造があります。すなわち「新しい生活を体験していただく」ということです。

 私たちも参加企業のみなさんも、宮若市の取り組みに手応えを感じており、それが「福岡をシリコンバレーのようなイノベーション地域変えるんだ!」という信念に繋がっています。

ご賛同いただいている企業群(仲間)
■製造業
アース製薬㈱、㈱伊藤園、エステー㈱、花王グループカスタマーマーケティング㈱、カルビー㈱、サントリー㈱ 東洋水産㈱、日本ハム㈱、㈱ファイン、フジパン㈱、㈱ブルボン、マリンフーズ㈱、UHA味覚糖㈱
■卸売業
旭食品㈱、エコートレーディング㈱、大木ヘルスケアホールディングス㈱、加藤産業㈱、国分グループ本社㈱ ㈱サクラバ、㈱東流社、㈱PALTAC、ヤマエグループホールディングス㈱
■小売業
スギホールディングス㈱、㈱セブン&アイ・ホールディングス
■IT企業、他
㈱SalesPlus、東芝テック㈱、フクシマガリレイ㈱

②へ続く

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