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#施設関連

なぜトライアルがゴルフ場を運営するのか?

佐藤勇太
佐藤勇太
トライアルゴルフ&リゾート 担当

トライアルがゴルフ場をやっている、と聞くと意外と思われる方も多いのではないだろうか。今年の2月より「トライアルゴルフ&リゾート」の本格展開を行っており、九州を拠点にゴルフ場と旅館を7施設(宮若虎の湯・古民家煉り・大分九重久織亭・大分九重虎の湯・WAKAMIYAコース・OITAコース・ASOコース)運営している。その最大の特徴はなんといっても”食”だ。トライアルらしさが詰まったそのこだわりを今回の記事では紹介する。

明治屋が監修するこだわりのレストランメニュー

「トライアルゴルフ&リゾート」は2024年7月現在、福岡県宮若市・熊本県阿蘇市・大分県大分市を拠点にそれぞれ展開している。利用者は九州の在住者のほかに、アジア圏からの旅行者も多い。

トライアルは元々「リモートワークタウン ムスブ宮若」のプロジェクトを軸に、旅館やレストランなど複数の観光向け施設を運営している。宮若はもともと田園の広がる自然の地であり、観光客などは少なかったが、トライアルグループが手掛ける施設(グロッサリア・宮若虎の湯・古民家煉り・料匠虎白・颯香亭・WAKAMIYAコース)などの施設により、食を通じて多くのお客様が集まるようになった。その理由はTRIALグループが食を通じて「美味しい」を広めていったからだ。同様に阿蘇・大分においても「食」を武器にお客様に「美味しい」を届けている。

既存施設とのシナジーを見込んでこの度の本格展開に至った。
(参考記事:https://trial-holdings.inc/news/blog/667cfc2ec034b1bff673c7f0/)

「トライアルゴルフ&リゾート」で提供される食事メニューは、トライアルグループ内の食のプロフェッショナル・明治屋がすべて手掛けている。”ゴルフの合間の食事”という枠組みに留まらず、食事だけでもしっかり満足していただけるようなクオリティを目指し開発にはこだわっている。ゴルフ場での食事は基本的に休憩時間が限られているので調理の過程を考えると提供できる料理も限られるが、職人たちの創意工夫により量・質ともに好評の声をいただくことも多い。

お客様の声を聞き、四季に合わせてニーズに合わせたメニューを開発している。

「トライアル=小売だけ」のイメージを乗り越える

「トライアルゴルフ&リゾート」の運営が始まった当初は、正直周囲から心配や不安の声もあがっていた。トライアルといえばディスカウントストアという印象が真っ先にあるため本当にゴルフ場の経営ができるのか?と思われることも少なくなかったのだ。しかしトライアルによる経営がスタートしてから現在に至るまで、大きな改善を繰り返してきた。WAKAMIYAコースにおいて、1つ目はゴルフ場の商品の目玉であるコースである。集客に力を入れ、利益はほぼ全てコースへの投資へ回し、クオリティを上げ続けてきた。2つ目はクラブハウスの改修工事である。築40年以上経つの古い施設を改修工事してクラブハウスのリブランドを行った。3つ目がレストランの料理改善である。

特にレストランについては明治屋の料理人が直接現地に入り、メニューを組み立てた。そして同じ明治屋グループ内の高級レストランの料理人が監修する特別メニューも用意するなど、普通のゴルフ場では出せない料理のクオリティを実現しているため、好評をいただいている。

今後は食だけでなく、ゴルフ場のコース自体の改善やそれぞれの立地を活かした施設づくりのほか、九州近郊からインバウンドまで国内外から訪れる様々なお客様がより満足に過ごしていただけるための環境づくりに取り組んでいく予定だ。