
トライアル×中村学園大学短期大学部、共同開発弁当第3弾を九州全140店舗で展開

トライアルの惣菜部門「こはく本舗」と中村学園大学短期大学部食物栄養学科の学生が、お弁当を共同開発。地元の食を盛り上げるこのプロジェクトは3年目で規模を拡大し、11月から九州全店のトライアルで販売される。
トライアルグループで惣菜・調理部門を手掛ける「こはく本舗」と、福岡県の中村学園大学短期大学部・食物栄養学科の学生によって開発されたお弁当が、11月から九州全店のトライアルで販売される。地元の食を盛り上げることを目的に2023年から始まった『お弁当共同開発プロジェクト』の一環。3年目の今年はさらに規模を拡大して商品を展開する。
「食」のプロを育成! 商品開発を通じた実践教育中村学園大学短期大学部・食物栄養学科は栄養士の養成校。献立作成の基礎理論を学ぶとともに、実践力を身につけるための現場で活きる学びに力を入れている。献立作成の基礎理論を学ぶ科目では、基本的な知識・技術の学修を終えた後にトライアルでの商品開発を「対象に合わせた献立作成力」教育の一環として授業内容に組み込んでいる。このプロジェクトは、同学科卒業生が「こはく本舗」に在籍していることがきっかけで始まった。2023、24年は、それぞれ学生が考案したレシピを元にこはく本舗商品開発グループがブラッシュアップ。いずれの商品も予想を大きく上回る反響で大成功を収めた。
2023年 九州40店舗に展開し、「スタミナガーリック弁当」約11,000個、「明太タルタル唐揚げ丼」約13,000個を販売した。
※販売期間約1か月
2024年九州120店舗で展開し、「よだれ鶏のピリ辛丼」約12,000個、「スタミナプルコギ弁当」約9,000個を販売した。
※販売期間約2週間
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2025年は九州内の全店舗となる140店で販売予定
昨年の反響を踏まえ、今年の開発商品は九州内のトライアル全140店舗で販売を行うことが決定した。販売期間も2週間から1か月に拡大する。今年は1・2年生約155名が、各学年ごとのテーマに沿って弁当を考案。7月に審査会が行われ、各学年の最優秀賞に選ばれた2つの弁当が商品として店頭に並ぶ。
2年生のテーマ「1日分の野菜半分以上が摂れるお弁当」からは、「オモニの気まぐれ韓国風弁当」が選ばれた。ニンジンナムルや副菜のブロッコリーなど約200グラムの野菜を摂取できるのが特徴だ。
受賞者コメント「主菜や副菜を野菜ばかりにしてしまうとボリューム感や栄養面に偏りがでてしまうかなと思い、ご飯に野菜を混ぜ込むという工夫をしました。自分の考えた商品がお店に並ぶとは夢にも思ってなかったので少しでも多くのお客さまに食べていただいて笑顔になってもらえたら嬉しいなと思っています」
1年生のテーマ「同世代(10~20代)に勧めたいお弁当・丼」からは、「Vegifulタコライス弁当」が選ばれた。鮮やかな見た目に加え、スパイシーな味付けの肉と野菜のシャキシャキ感が飽きずに食べ進められる一品だ。
受賞者コメント「お弁当は茶色っぽくなりがちなので、彩りを意識して野菜や食材の組み合わせ、盛り付けを工夫しました。作っているときはまさか選ばれるとは思っていなかったので、信じられない気持ちでした。とてもうれしいです」
受賞者の皆さま
※期間限定で一部店舗のみ発売しています。